歌うということ。 (2007.9.30)
今宵は落ち込んでいる友人を慰める意味で映画「エディット・ピアフ・愛の賛歌」を連れ立って見に行った。もくろみは成功して、 すっかり元気になった彼女は、足の悪い私を家まで送り届けてくれて、帰るや否やひらがなオンリーのメールをくれた。 「きょうはありがとうとってもかんどうしましたがんばります」、、、元気が出る映画だったんだ。
まずはこの映画は単調な伝記ものでなく、そしてピアフの一生を感傷的に描くことなく、 あたかも生きている人を撮り続けているかのような、現実感のある作品となっていた。時制が目まぐるしく変わるので、 見ている方は緊張を強いられる。一気に最後まで盛り上がってストンと無音になる終わり方など憎い手法だ。 これが若い監督の作品と知って二度びっくり。
実は行く前にお好み焼き屋さんで「運転手してあげるからあんさんはお飲み。」という友人の薦めに従って、 生中2杯も飲んでから見にいったお馬鹿な私だったが、ち~っとも眠くならないばかりか、前のめりに画面を見てしまった。 素晴らしく本物に似せてあるピアフが、魂そのものの様に歌い、生きる姿は、それがどんな歌でも歌を志す人に何かを与えるだろう。 多くの男性遍歴の中で、遂に得た最高のパートナーは妻子ある人だったが、その愛の昇華は、多くの女性に生きることの意味を教えるだろう。、、 、ぼんやりと知っていたピアフの生涯が改めて私に勇気を与えてくれたと思う。同行の友人と同じように、、、。
昼間は、落語の会に行き、ゲラゲラ笑って帰り、夜は映画に感動している。私の一日はピアフの人生のように目まぐるしい。 ピアフは雀という意味だ。私は酉年、、、って、関係ない、か。








